最終更新日:2019年07月14日

就職・転職のための資格は無駄。全く有利にならない理由

時々就活生や転職希望者と話していると「どんな資格が転職に有利ですか」という質問をいただきます。市販のキャリア本や資格取得学校でも「経営者や一人前のビジネスマンになるには最低でも簿記2級の取得が必要」とかいうわけの分からないポジショントークが蔓延っていますね。しかし、一部を除き転職を目的とした資格は全く役に立たないのでやめてください。

たしかに一部の職種において、一部の資格は大変役に立ちます。

資格が転職の役に立つ事例

監査業務をしたいので公認会計士を取得する
弁護士になりたいので司法試験を受ける
医者になりたいので医師国家試験を受ける
証券マンになりたいので証券外務員資格を取得する

上記の共通点はなんでしょうか。国や業界団体から資格の取得を強制されている職種です。こういった資格はそもそも働くにあたって必須なので資格を取得する意義があります。一方、以下の事例はどうでしょうか。

資格が転職の役に立たない事例

経営企画やマーケティングをやりたいので中小企業診断士を取得する
銀行に転職したいのでフィナンシャル・プランナーの資格を取得する
IT系に行きたいのでMOSを取得する

中でも特に多いのは中小企業診断士に関する相談です。中小企業診断士は人気が高く難易度も高いしアックの一つですが、難易度のわりに転職の際に評価されづらい資格です。もちろん試験範囲の知識は非常に役に立つものが多いですが、試験のために丸暗記する必要は全くなく、必要なときに書籍で調べればいいだけです。

また資格にかける労力は非常にハイリスクローリターンなものになります。難関な試験ほど当然合格率は低いため、取得するための勉強時間は膨大なものになりますが、その試験は多くの場合1年に1度の一発勝負です。もしそこでたまたま苦手な分野が出題されたり、ケアレスミスをしてしまったゆえに落ちてしまったらどうなるでしょうか。これまでの膨大な勉強時間がすべて水の泡となるのです。合格しなければそれまでの勉強は転職において知られることすらありません。もし幸い合格できたとしても、当初イメージしていたほど資格はキャリアアップに役立たないことを思い知るでしょう。資格取得に時間を投資することは、このようなハイリスクローリターンで全く割に合わない勝負に挑んでいることになります。自分の思い描くキャリアを実現するためには、資格の取得に躍起になる前に、その資格が本当に自分のキャリア形成に必要なのかどうかをしっかりと検討することが重要です。

この記事を書いた人

転職太郎

20代ジョブホッパー。ITや金融系を中心に4度の転職を経験し、現在の年収は1200万円。

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